ピアノ弾きのつれづれ日記

横浜市緑区を拠点にする、ピアニストでピアノ講師、内田瑞穂のブログ。

“稽古”と“練習”の意味の違いからピアノのレッスンの在り方を考える

レッスンの役割、自宅練習の役割

昨日、習慣化することの難しさについて記事にしましたが、記事をあげてからも、レッスンの役割ってなんなのだろうな?と心に引っ掛かってずっと考えていました。

昨日の記事も合わせてお読みください!
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「こういう練習をしてね」と先生が言ったことを繰り返し練習するだけでいいのなら、きっとレッスンでも先生は横で眺めてるだけでいいんですよね。

レッスンの本当の役割ってきっとそこじゃない、と思うわけです。



そんなことを考えながらなんとなく本を読んでいたら、“稽古”という言葉の原義を見つけまして、なるほどな…と思ったのです。
(不思議なもので、何か気になっていることがあると全然関係ない本やTV番組からでもそこに結びつけられる事柄を見つけてしまうんですね…😅)

言葉の意味

稽古

《古 (いにしえ) を稽 (かんが) えるの意》

1 芸能・武術・技術などを習うこと。また、練習。「稽古に励む」「稽古をつける」「毎日稽古して上達する」

2 芝居などで、本番前の練習。下げいこ。リハーサル。「総稽古」

3 昔の書を読んで物の道理や故実を学ぶこと。学問。

(goo辞書)

練習

技能・学問などが上達するように繰り返して習うこと。 
(goo辞書)

レッスン=「稽古」、自宅で=「練習」

ピアノに関しては、レッスンに行くことは「稽古」に行く、自宅で弾くことは「練習」する、と言いますが語源を見るとレッスンでやることと自宅でやることの違いが納得できる気がします。


古を考える、、、
先生の今まで学んだことや練習してきた方法、考え方などを学んで考えるのがレッスン。
それを何度も繰り返して習得するのが自宅での練習。

きっとこの「考える」というのがポイントであり、曲者なんだろうな…



レッスンでやるべきことって、単に弾きかたを教えるだけではなくて、なぜそういう音楽の作り方をするのか、なぜそういう音がほしいのか、という考え方を伝えることなのだろうな、と思います。


武道では「心技体」といいますが、「技」「体」が弾き方や体の使い方、テクニックだとすれば、「心」の部分は音楽を楽しい、心地よいと感じる心や表現をしたい気持ち、でしょうか…?


そして忘れてはいけないのが、それを学んだ上で生徒自身に考えてもらうこと。

私自身が今までレッスンを受けてきた経験から言っても、先生から言われっぱなしなだけだと大して身にならないなと思います。
「これは自分でがんばって練習して上達したんだ!」と自信を持って言えることって、レッスンで先生に言われたことを「じゃあどうすればいいか?」と自分で一生懸命音を聴きながら、練習を工夫しながら、考え抜いてきたことなんですよね。



そういうことを伝えられる先生でありたいですし、自分が演奏するときもそういう「心」の部分を伝えられているといいのですが…😌


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